フィリピンはオフショア開発が盛んな国の一つですが、他にもベトナムやインド、バングラディシュや中国なども人気があります。ここでは、オフショア開発白書2022・2023のデータに基づき、人気開発国の特徴をフィリピンと比較しながら解説します。
ベトナムは日本からのオフショア開発委託先として人気が高く、他国よりも高いシェアを占めています(※)。親日国の一つでもあり、日本語を話せるエンジニアがいるのも特徴です。またベトナムはエンジニアの育成にも力を注いでいるため、技術力にも確かなものがあります。
しかし、エンジニアの人月単価はフィリピンとほぼ同水準である反面、ほとんどの職種で人月単価が大幅に伸びています。一方、フィリピンは伸び率が緩やかなため、ベトナムより開発コストを抑えられる可能性もあります。
インドは多くの人口を抱えており、エンジニアの人材を確保しやすいのが特徴です。グローバル展開するIT企業で働くエンジニアも多く、技術水準の高さも世界的な評価を得ています。また、英語が公用語のため、日本はもちろん欧米圏でも人気のオフショア開発国となっています。
一方でインドの人月単価は高く、2022〜2023年にかけて大幅な伸び率を記録しています(※)。技術水準は高いものの、開発コストの面ではフィリピンに軍配が上がります。
インド東部と隣接するバングラディシュは、日本からのオフショア開発先として注目を集めている国の一つです。2022〜2023年にかけてシェアも伸びており(※)、今後も他国からのシフトが進む可能性があります。国を挙げてITを推進しており、ITリテラシーが高いエンジニアを確保しやすいことも魅力です。
しかし、バングラディシュはエンジニアの人月単価が大きく伸びており、一部の職種はフィリピンよりも高くなっています。全体的な人月単価は他国と比べて低水準ですが、今後の伸び方次第では開発コストがかさむ可能性があります。
多くの人口と広大な国土を擁する中国は、エンジニアの学習・成長意欲が高く、オフショア開発の人気国の中でも技術レベルが高めです。人材も豊富なため、高い技術力を持つエンジニアを確保できる点も魅力といえます。
一方、中国のエンジニアの人月単価はフィリピンより高めです。都市部と地方とでは事情が異なりますが、フィリピンと比べて開発コストが高くなる可能性があります。また、中国は日本からの委託シェアも低下しており、シェアはフィリピンの数分の1となっています。
コスト・リソース・コミュニケーション面でさまざまなメリットがあるフィリピン。適した委託先を選んでプロジェクトを成功に導けるよう、委託時に重視したい内容へ強みがあるおすすめの委託先を紹介します。自社の状況に近いものからぜひ詳細をご確認ください。
例えばこんな会社に
対応可能な開発言語
HTML / CSS、JavaScript、PHP(Laravel)、React Native、Kotlin、Swift、Flutter、C++、C#、Pythonなど40の開発言語
例えばこんな会社に
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公式HPに記載がありませんでした。
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