インド

インドはエンジニアのレベルが高く、技術水準の高さから世界的なニーズがあります。ここでは、フィリピンと比較しながら詳しく解説していきます。

目次

インドとフィリピンのオフショア開発の基礎情報

内容/国 インド フィリピン
公用語 ヒンディー語、英語 英語、フィリピン語
エンジニアの技術力 全体的に高水準 Web全般に強い傾向
エンジニアの平均人月単価 約30万円 21万〜30万円程度
エンジニアの平均年収 約500万円 300万円前後

インドのオフショア開発のメリット

高水準のエンジニアを確保できる

インドでオフショア開発をするメリットは、高水準のエンジニアを確保できる点です。インドではエンジニアが人気職業の一つとなっており、IT業界は身分(カースト)に影響を受けにくいことからプログラミングなどを意欲的に学ぶ人材が多数います。

また、数学・工学に強い国でもあり、エンジニアの育成に必要な土壌が育っていることも影響しています。グローバル展開するIT企業で働くインド人エンジニアも多く、技術水準の高さは世界的に評価されています。

英語でのコミュニケーションが取りやすい

英語でコミュニケーションを取りやすい点も強みです。

インドはヒンディー語と英語が公用語になっており、英語を話せるエンジニアも少なくありません。また、インドは欧米圏のオフショア開発委託先として人気があり、ネイティブと同レベルの英語を話せるエンジニアもいます。自社で英語を話せる人材を確保できる場合、比較的スムーズにコミュニケーションを取ることが可能です。

フィリピンのオフショア開発のメリット

エンジニアの人月単価が割安

フィリピンでオフショア開発するメリットは、開発コストを抑制できる点にあります。フィリピンはエンジニアの人月単価が割安で、インドと比較しても抑えめの水準となっています。もちろん今後は経済成長に伴って単価が高まる可能性もありますが、日本で開発するよりもコストを削減可能です。

一定のクオリティを確保しつつ、かつ開発コストを抑えたい時は、フィリピンを候補に入れてみるとよいでしょう。

英語でコミュニケーションが取れる

インドと同じく、フィリピンも英語でコミュニケーションを取ることが可能です。フィリピンは英語が公用語になっているほか、日本からの語学留学先として人気を集めています。

英語教育の環境がしっかり根付いていますので、英語を話せる人材や通訳を確保できるなら、言葉の壁やコミュニケーションの問題も解決可能です。

オフショア開発のシェアが大きい

オフショア開発のシェアの大きさもフィリピンの強みといえます。日本からインドへの開発シェアは約1割ですが、フィリピンの委託シェアは約2割ほどあります。

また、フィリピンはオフショア開発の委託シェアが着実に伸びています。その分オフショア開発実績が豊富で、日本の事情に精通した開発会社も多いのが魅力です。時差も1時間しかないため、オフショアの委託先として十分検討する価値があります。

※参照元:オフショア開発白書2023(https://www.offshore-kaihatsu.com/faq/doukou.php

昨年対比でみるインドとフィリピンの状況

オフショア.com『オフショア開発白書』の2022年、2023年版の情報にもとづき、それぞれの国が昨年と比較してどのような状況であるのかをまとめました。

内容/国 インド フィリピン
日本からの委託シェア +1%(13%) +2%(21%)
プログラマーの人月単価 50.83(+46.41%) 35.83(-1.15%)
シニアエンジニアの人月単価 68.75(+33.34%) 53.33(+7.46%)
ブリッジSEの人月単価 94.29(+38.72%) 81.25(+14.32%)
PMの人月単価 111.43(+32.81%) 70.83(+7.60%)

インドとフィリピンは、人月単価に大きな違いが見られます。インドはプログラマーからPMまで、いずれも人月単価が2桁伸びており、プログラマーは40%以上も伸びています。

また、PMに関してはフィリピンの1.5倍以上の開きがあるなど、全体的に割高になっています。一方、フィリピンは人月単価の伸びが緩やかで、どの職種もインドと比べて抑えめです。

インドもフィリピンも、人材不足が深刻化する日本にとって、エンジニアのリソースを確保するに検討しやすく相応しい国です。このサイトでは、シェアを伸ばしているフィリピンに注目。
TOPページでは、なぜフィリピンに注目しているのか、そのメリットを解説するとともに、おすすめの委託会社を紹介。コミュニケーションロスを防ぐ、日本人サポートが手厚い、柔軟なアサインができるなどのニーズにマッチした会社を紹介しているので、ぜひパートナー会社選びにお役立てください。

       
【重視したい内容別】フィリピンでの
おすすめのオフショア開発委託会社3選

コスト・リソース・コミュニケーション面でさまざまなメリットがあるフィリピン。適した委託先を選んでプロジェクトを成功に導けるよう、委託時に重視したい内容へ強みがあるおすすめの委託先を紹介します。自社の状況に近いものからぜひ詳細をご確認ください。

低コスト
低コスト&対応スキルを
重視するなら
HiPE Japan
画像引用元:HiPE Japan公式
(https://hipe.asia/)
  • ブリッジSE不要なので人件費を圧縮可能!エンジニアのコストのみで利用可能
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例えばこんな会社に

  • スキルを事前に確認し、SEとのミスマッチによるプロジェクト遅延や品質低下を防ぎたい
  • 自社に英語を話せる、または翻訳ソフトを使用して指示を出せる人がいる

対応可能な開発言語

HTML / CSS、JavaScript、PHP(Laravel)、React Native、Kotlin、Swift、Flutter、C++、C#、Pythonなど40の開発言語

日本語フォロー
バイリンガルPMが
開発をリード
LRテックス
画像引用元:LRテックス公式
(https://www.lrtechs.co.jp/)
  • 日本語堪能なPMが在籍するため、意図やニュアンスの正確な伝達が可能
  • 構成段階から開発、安定運用までを一貫してサポート

例えばこんな会社に

  • 社内に英語対応できるメンバーがおらずコミュニケーションが心配
  • 日本語で細かな仕様確認・進捗管理を行い、確実にプロジェクトを進めたい

対応可能な開発言語

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突発需要へ対応
少数・短期間・単発へも
柔軟なアサイン可能
スプラシア
画像引用元:スプラシア公式
(https://www.digitalexperience.co.jp/)
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  • 不定期な依頼でも活用しやすい
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例えばこんな会社に

  • スケジュール変更や欠員などの
    突発的需要へ対応したい
  • 開発の一部で高い専門性が必要な際
    対応可能な人員追加をしたい

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