ラボ型・請負型開発とは？

このページでは、オフショア開発におけるラボ型開発と請負型開発の違いやメリットをご紹介します。

ラボ型開発とは

ラボ型開発とは、オフショア開発会社と一定期間契約を結ぶ契約形態をいいます。半年・1年単位でエンジニアを確保したい時に適した契約形態といえます。契約期間中は一定数のエンジニアを確保できるため、外部に開発チームを持つことが可能です。

また、案件単位ではないことから、さまざまな作業に対応させられます。

ラボ型開発のメリット

高度な人材を一定期間確保できる

ラボ型開発の強みは、高度な技術を持つエンジニアを一定期間確保できる点です。後述の請負型は、システムやアプリの開発終了と同時に契約も終わってしまいます。しかし、ラボ型なら契約満了まではエンジニアの力を借りられます。

修正や仕様変更にも対応しやすい

ラボ型開発なら、修正や仕様変更にも柔軟に対応してもらえます。要件定義などが煮詰まっていない場合や、細かな部分が決まっていないプロジェクトであっても、気軽に開発をスタートできるのが魅力です。

ただし、大幅な修正・仕様変更があると、開発期間が伸びてしまうので注意しましょう。

請負型開発とは

請負型開発とは、プロジェクト単位で契約する形態をいいます。1つのシステム・アプリの完成を最終的な目標にしており、完成（納品）と同時に契約満了となります。具体的な要件定義が必要なものの、スケジュールや納期の管理がしやすくなります。

請負型開発のメリット

スケジュールや工程を管理しやすい

請負型開発の強みは、スケジュールや工程管理が楽になる点です。請負型は、システムなどの要件定義が完了した状態で開発を委託します。要件や使用が明確になっているため、スケジュールを可視化しやすいのです。

また、管理はオフショア開発会社に任せられるので、自社はコア業務に専念できます。

認識の齟齬が生じにくい

認識の齟齬が生まれにくいことも請負型開発の強みといえます。契約時に要件定義を明確にするほか、以後も何度かすり合わせ行うため、自社のニーズに沿った成果物を納品してもらえます。

ただし、開発途中での仕様変更などは難しいので注意しましょう。

ラボ型・請負型は強みが異なる

ラボ型は修正・仕様変更も柔軟に対応してもらえる一方、請負型は認識の齟齬が生まれにくいなど、それぞれ異なるメリットがあります。どちらがよいかは開発するシステム・アプリ次第ですので、自社が求めるものによって選びましょう。

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