中国

中国はエンジニアの人材が多く、技術力も高水準なため、オフショア開発でも高度な人材を確保しやすい特徴があります。ここでは、フィリピンと比較しながら詳しく解説していきます。

目次

中国とフィリピンのオフショア開発の基礎情報

内容/国 中国 フィリピン
公用語 中国語 英語、フィリピン語
エンジニアの技術力 全体的に高い傾向 Web全般に強い傾向
エンジニアの平均人月単価 35万〜90万円 21万〜30万円程度
エンジニアの平均年収 200万〜300万円 300万円前後

中国のオフショア開発のメリット

エンジニアの技術力が高い

中国でオフショア開発するメリットは、技術力の高いエンジニアに開発を委託できる点です。中国は国を挙げてIT政策を推進しており、エンジニアの育成にも力を入れています。エンジニアの学習意欲も高く、新しい技術を積極的に学んだり吸収したりするエンジニアも少なくありません

全体的に技術力が高水準なため、オフショア開発のクオリティを重視するなら中国が候補に入るでしょう。

人材を確保しやすい

また、高い技術力を持つ人材を確保しやすい点も魅力です。中国は世界有数の人口を擁する国家ですが、エンジニアの人材も豊富です。

日本はIT業界全体でエンジニアが不足しており、高度な技術力を持った人材の確保は決して簡単ではありません。その点中国は多数のエンジニアがいるため、日本よりも簡単に人材を確保できます。

フィリピンのオフショア開発のメリット

コストを削減できる

フィリピンでオフショア開発するメリットは、開発コストを削減しやすい点です。フィリピンは、日本と比べてエンジニアの人月単価が安く、他国と比べてもかなり割安な水準になっています。プロジェクトの規模にもよりますが、大幅なコスト削減が期待できます。

中国も日本と比べて割安ですが、フィリピンほどではありません。そのため、コストを抑えたいならフィリピンが候補になるでしょう。

英語でコミュニケーションが取れる

英語でコミュニケーションを取れることもフィリピンの魅力です。オフショア開発はコミュニケーションが課題になりやすく、言葉の壁の影響で思うように意思疎通が図れない場合もあります。

しかし、フィリピンは英語が公用語になっており、英語が堪能なエンジニアも少なくありません。自社で英語の話者や通訳の確保は必要ですが、それを解決できるならスムーズなコミュニケーションが可能になります。

日本との時差が1時間

フィリピンは日本との時差が1時間しかないため、やり取りする際の時間を気にする必要がありません。例えば日本が午前10時の場合、フィリピンの現地時間は午前9時です。

時間がほとんど変わりませんので、もしタイムリーなやり取りが必要な場合でも、業務時間内に対応することが可能です。

昨年対比でみる中国とフィリピンの状況

オフショア.com『オフショア開発白書』の2022年、2023年版の情報にもとづき、それぞれの国が昨年と比較してどのような状況であるのかをまとめました。

内容/国 中国 フィリピン
日本からの委託シェア -3%(4%) +2%(21%)
プログラマーの人月単価 50.51(+20.00%) 35.83(-1.15%)
シニアエンジニアの人月単価 61.79(+18.68%) 53.33(+7.46%)
ブリッジSEの人月単価 79.29(-6.48%) 81.25(+14.32%)
PMの人月単価 92.14(+7.43%) 70.83(+7.60%)

2022年の中国におけるオフショア開発シェア(日本からの委託)は7%ありましたが、2023年には4%にまで低下しています。シェアが低下した背景にはコストとカントリーリスクがあり、他国を選ぶ日本企業も増えています

一方、フィリピンはシェアが着実に伸びている一方、人月単価は中国よりも低水準です。コストやカントリーリスクの観点から、今後は中国からフィリピンへ一層シフトが進む可能性もあります。

中国もフィリピンも、人材不足が深刻化する日本にとって、エンジニアのリソースを確保するに検討しやすく相応しい国です。このサイトでは、ベトナムについで注目をされているフィリピンに注目。
TOPページでは、なぜフィリピンに注目しているのか、そのメリットを解説するとともに、おすすめの委託会社を紹介。コミュニケーションロスを防ぐ、日本人サポートが手厚い、柔軟なアサインができるなどのニーズにマッチした会社を紹介しているので、ぜひパートナー会社選びにお役立てください。

       
【重視したい内容別】フィリピンでの
おすすめのオフショア開発委託会社3選

コスト・リソース・コミュニケーション面でさまざまなメリットがあるフィリピン。適した委託先を選んでプロジェクトを成功に導けるよう、委託時に重視したい内容へ強みがあるおすすめの委託先を紹介します。自社の状況に近いものからぜひ詳細をご確認ください。

低コスト
低コスト&対応スキルを
重視するなら
HiPE Japan
画像引用元:HiPE Japan公式
(https://hipe.asia/)
  • ブリッジSE不要なので人件費を圧縮可能!エンジニアのコストのみで利用可能
  • 40の言語やフレームワークのスキルがあり、複雑な要件でも月20万円~対応可能

例えばこんな会社に

  • スキルを事前に確認し、SEとのミスマッチによるプロジェクト遅延や品質低下を防ぎたい
  • 自社に英語を話せる、または翻訳ソフトを使用して指示を出せる人がいる

対応可能な開発言語

HTML / CSS、JavaScript、PHP(Laravel)、React Native、Kotlin、Swift、Flutter、C++、C#、Pythonなど40の開発言語

日本語フォロー
バイリンガルPMが
開発をリード
LRテックス
画像引用元:LRテックス公式
(https://www.lrtechs.co.jp/)
  • 日本語堪能なPMが在籍するため、意図やニュアンスの正確な伝達が可能
  • 構成段階から開発、安定運用までを一貫してサポート

例えばこんな会社に

  • 社内に英語対応できるメンバーがおらずコミュニケーションが心配
  • 日本語で細かな仕様確認・進捗管理を行い、確実にプロジェクトを進めたい

対応可能な開発言語

公式HPに記載がありませんでした。

突発需要へ対応
少数・短期間・単発へも
柔軟なアサイン可能
スプラシア
画像引用元:スプラシア公式
(https://www.digitalexperience.co.jp/)
  • 1人月未満の短期間からアサイン可能。局所的な依頼がしやすい
  • 不定期な依頼でも活用しやすい
    「チケット制」での契約

例えばこんな会社に

  • スケジュール変更や欠員などの
    突発的需要へ対応したい
  • 開発の一部で高い専門性が必要な際
    対応可能な人員追加をしたい

対応可能な開発言語

公式HPに記載がありませんでした。

フィリピンでの
オフショア開発委託会社3選
開発体制に応じた要望で選べる

フィリピンでの
オフショア開発委託会社3選