バングラディシュ

バングラディシュはエンジニアの人月単価が割安で、開発コストを抑えやすい特徴があります。ここでは、フィリピンと比較しながら詳しく解説していきます。

目次

バングラディシュとフィリピンのオフショア開発の基礎情報

内容/国 バングラディシュ フィリピン
公用語 ベンガル語(英語も多用される) 英語、フィリピン語
エンジニアの技術力 新しい技術に強い傾向 Web全般に強い傾向
エンジニアの平均人月単価 20万〜30万円程度 21万〜30万円程度
エンジニアの平均年収 300万円程度 300万円前後

バングラディシュのオフショア開発のメリット

開発コストを抑えやすい

バングラディシュの魅力は、オフショア開発のコストを抑えやすい点にあります。フィリピンもエンジニアの人月単価が安い国の一つですが、バングラディシュもほぼ同等の水準になっています。

また、エンジニアの平均的な年収にも違いがありませんので、コスト削減の観点ではフィリピンと変わりません。日本におけるオンショア・ニアショア開発と比べ、大幅なコスト削減が可能です。

国家レベルでITを推進している

バングラディシュは国を挙げてIT分野に注力しています。IT企業への支援策も手厚く、オフショア開発会社も多いのがポイント。さまざまな企業と比較できる点は大きなメリットとなるでしょう。

また、エンジニアのレベルも高水準で、ITリテラシーが高い人材を確保しやすいのも魅力です。オフショア開発においても、クオリティをしっかり確保できます。

フィリピンのオフショア開発のメリット

オフショア開発のシェアが大きい

フィリピンの強みは、オフショア開発におけるシェアの大きさです。2023年には、日本のオフショア開発のうち21%をフィリピンの会社が受託しています。バングラディシュの2倍以上のシェアを占めており(※)、豊富な開発実績を持っています。

エンジニアの技術水準も高いため、安心して委託できるのも魅力といえるでしょう。

※オフショア開発.com『オフショア開発白書2023』(https://www.offshore-kaihatsu.com/faq/doukou.php

英語でコミュニケーションを取れる

英語でコミュニケーションが取れることもフィリピンの魅力です、オフショア開発は言葉の壁が問題になりやすく、委託先の国の公用語でコミュニケーションが取れないと、意思の疎通を図ることが困難といえます。

しかし、フィリピンは英語が公用語になっているため、話者の多い英語でコミュニケーションを取れます。なお、バングラディシュも英語話者は多いものの、公用語には指定されていません。

時差が1時間しかない

時差の少なさも強みです。日本とフィリピンは時差が1時間しかないため、オフショア開発委託時は時差をほとんど気にする必要がありません。業務時間もさほど変わらないため、担当者やブリッジSEともスムーズにやり取りできます。

また、開発案件でトラブルが発生しても、スピーディにコミュニケーションを取ることが可能です。

昨年対比でみるバングラディシュとフィリピンの状況

オフショア.com『オフショア開発白書』の2022年、2023年版の情報にもとづき、それぞれの国が昨年と比較してどのような状況であるのかをまとめました。

内容/国 バングラディシュ フィリピン
日本からの委託シェア +3%(8%) +2%(21%)
プログラマーの人月単価 44.13(+48.90%) 35.83(-1.15%)
シニアエンジニアの人月単価 46.13(+16.38%) 53.33(+7.46%)
ブリッジSEの人月単価 90.96(+30.62%) 81.25(+14.32%)
PMの人月単価 58.63(+27.27%) 70.83(+7.60%)

バングラディシュは、一部の職種でフィリピンよりも人月単価が安い反面、いずれも単価が大幅に伸びています。フィリピンは前年比で約7〜14%の伸び率でしたが、バングラデシュは約16〜49%も伸びています。バングラディシュはITリソースが多いものの、今後も同様の伸び率が続くようであれば、フィリピンのほうが魅力的な委託先となるでしょう。

バングラディシュもフィリピンも、人材不足が深刻化する日本にとって、エンジニアのリソースを確保するに検討しやすく相応しい国です。このサイトでは、シェアを拡大しているフィリピンに注目。
TOPページでは、なぜフィリピンに注目しているのか、そのメリットを解説するとともに、おすすめの委託会社を紹介。コミュニケーションロスを防ぐ、日本人サポートが手厚い、柔軟なアサインができるなどのニーズにマッチした会社を紹介しているので、ぜひパートナー会社選びにお役立てください。

       
【重視したい内容別】フィリピンでの
おすすめのオフショア開発委託会社3選

コスト・リソース・コミュニケーション面でさまざまなメリットがあるフィリピン。適した委託先を選んでプロジェクトを成功に導けるよう、委託時に重視したい内容へ強みがあるおすすめの委託先を紹介します。自社の状況に近いものからぜひ詳細をご確認ください。

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低コスト&対応スキルを
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HiPE Japan
画像引用元:HiPE Japan公式
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日本語フォロー
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画像引用元:LRテックス公式
(https://www.lrtechs.co.jp/)
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例えばこんな会社に

  • 社内に英語対応できるメンバーがおらずコミュニケーションが心配
  • 日本語で細かな仕様確認・進捗管理を行い、確実にプロジェクトを進めたい

対応可能な開発言語

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突発需要へ対応
少数・短期間・単発へも
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スプラシア
画像引用元:スプラシア公式
(https://www.digitalexperience.co.jp/)
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