ここでは、アジャイル開発の特徴や進め方、オフショア開発との組み合わせ方などをまとめています。ぜひ参考にしてみてください。
アジャイル開発とは、顧客にとって価値があり満足できるソフトウェアのスピーディーな提供を重視したソフトウェア開発手法を指します。チームや顧客との協力関係や変化、コミュニケーションに対応できる柔軟性を取り入れているのが特徴です。
具体的な手段として、要件の定義から設計・実装・テストなどの開発工程を短期間でサイクルし、開発中に得られた知識や顧客からのフィードバックをもとに、プロダクトの完成度向上を目指すアプローチなどが挙げられるでしょう。
短期間の開発を何度も繰り返すことで、顧客ニーズの変化や環境の変化に対応した仕様の変更などが行いやすくなります。ウォーターフォール型開発と比較して、顧客からのフィードバックを早期に得られるため、顧客によって価値の高いプロダクトを創出できるのもポイントです。
アジャイル開発にはさまざまな開発手法がありますが、ここでは特定の開発手法ではなくアジャイル開発の基本的な進め方をご紹介します。
アジャイル開発を行う際は、まず開発エンジニアやテストエンジニアといったプロダクト開発のスキルを有した開発チームを結成しましょう。対象となるプロダクトによっては、エンジニアだけでなくライターやデザイナーが必要になる場合もありますが、チームの規模は5〜9名程度の少人数体制が一般的です。役割のバランスを見ながら柔軟に構成することが重要です。
開発チームを結成した後は、複数回の開発・リリースを行ったうえでの完成を念頭に置き、1~4週間程度で完了可能な規模に機能・業務を割り振ります。次に、機能や業務に優先順位をつけたうえで作業を開始し、期間内に一連の作業を行い、開発された範囲のリリースを実施。この内容に対しての学びやフィードバック、未開発の範囲などを検証し、次に着手すべき内容の検討・判断を行います。
計画から実装・テスト・修正といったサイクルを何度も繰り返しながら、少しずつプロダクトを完成に近付けていきます。
オフショア開発とアジャイル開発は、それぞれ特徴が異なるため、組み合わせて利用すると双方のメリットを得られます。
アジャイル開発は、スピーディーな開発を実現できる反面、開発工程を単体ごとに分けるためエンジニアの数が必要です。オフショア開発はコストを抑えつつ人的リソースも確保可能なので、アジャイル開発との相性が良いでしょう。人員不足などの企業課題を解決しつつ、双方のメリットを生かせるのが良いところです。
オフショア開発には、海外拠点とのやりとりが難しいなどのデメリットが存在します。そのため、以前まではコミュニケーションのトラブルがないようウォーターフォール開発が主流となっていましたが、こちらは作業時間が長く細かい要望への対応が難しいなど、状況把握の困難さが目立っていました。
その点、オフショア開発とアジャイル開発の両方を使用すれば、細かい作業はもちろん、要望や変更点にも柔軟な対応が可能となります。
アジャイル開発は、開発内容が決まっておらず、継続的なアップデート・リリースによって高品質なプロダクトの形成を希望する企業に向いています。具体的には、アプリやオンラインゲームなど、開発後もユーザーの要望を反映させるためにこまめなアップデートを行わなければならないケースなどです。
一方で、開発内容や予算が明確に決まっている場合は、正確な開発が必須となるインフラ系システムなどは、ウォーターフォール開発が向いているケースもあるため、開発内容によって手法を決定しましょう。
アジャイル開発はチーム力が必要になりますが、国や言語の異なるエンジニアとのやり取りが必要なオフショア開発を組み合わせると、コミュニケーションが円滑に進まなくなる可能性があります。そのため、コミュニケーションツールをうまく使って、細かいコミュニケーションができる環境を構築するなどの工夫が欠かせません。
オフショア開発によるアジャイル開発はコミュニケーションが重要なので、仲介役としてブリッジエンジニアを設けるのが重要です。プロダクトの仕様などを連絡する際、日本語では細かい部分まで伝わりきらない可能性があるため、現地の言語に精通している人を選びましょう。
コミュニケーションのギャップやチーム間での誤解を解消するために、言葉の架け橋となるブリッジエンジニアの存在は不可欠だと言えます。
ウォーターフォール開発は開発計画が細かく決められていますが、オフショアでのアジャイル開発は仕様変更や修正を都度行いながら、柔軟に対応しなければなりません。そのため、開発メンバー全員に、開発ルールをしっかりと理解してもらう必要があります。
オフショアでのアジャイル開発には、ラボ型契約を結ぶのが一般的です。仕様変更や修正が必要となる度に対応しなければならないため、契約内容に縛られる請負契約よりも、柔軟な対応が可能なラボ型契約の方が向いています。そのため、オフショア開発の拠点を探す際は、契約内容を選べるかどうかもチェックしましょう。
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例えばこんな会社に
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HTML / CSS、JavaScript、PHP(Laravel)、React Native、Kotlin、Swift、Flutter、C++、C#、Pythonなど40の開発言語
例えばこんな会社に
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公式HPに記載がありませんでした。
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