フィリピンにオフショア開発を依頼するメリット

このページでは、オフショア開発先にフィリピンを選ぶメリットや注意点、フィリピンにオフショア開発を依頼する際のポイントについて解説します。

目次

オフショア開発先としてフィリピンのメリット

IT人材が豊富

現在、フィリピンでは国を挙げてIT教育に力を入れており、IT関連学位を取得した人材が毎年多く輩出されている現状です。HTMLやCSS、JavaScript/jQuery、PHPなどの言語を得意とするエンジニアが多く、Webサイト制作やデザイン、アプリ開発を行える人材が豊富にいます。

さらに、フィリピンは平均年齢が日本人よりも若く、生産に携わる人口が多い国です。生産年齢人口は2062年まで増え続ける見通しで、これはASEAN諸国のなかでも最も長い年数です。

これらの試算から見てもフィリピンは、人材の高齢化が進む日本よりも若く優秀な人材を、長期的に確保しやすい国であると分かります。

高いコスト削減効果

フィリピンは、中国やインド、ベトナムなどの主要なオフショア開発先と比べてエンジニアの人月単価が安く、人件費の上昇率も低くなっています。

そのため、円安の状況下においてもコストメリットを享受しやすく、高いコスト削減を見込めます。

英語スキルが高い

フィリピンの公用語は英語とフィリピン語のため、フィリピン人の約9割が英語を話せます。IT人材においても高い英語スキルを持っており、プロジェクトの進行においても英語を使ったコミュニケーションができるのがメリットです。

日本人エンジニアはもちろん、自社の外国人エンジニアとのコミュニケーションもしやすいため、プロジェクトの進行がスムーズになりやすいメリットがあります。

コミュニケーションしやすい

フィリピンと日本との時差は1時間しかないため、日本の業務時間内にコミュニケーションがとりやすいメリットがあります。プロジェクトの打ち合わせや確認、情報共有などもスムーズに行えるでしょう。

また、フィリピンまでは飛行機で約4時間半と、半日あれば移動も可能です。現地でのキックオフやミーティングもできることから、オフショア開発先として選ばれやすい地域であると分かります。

フィリピンにオフショア開発を依頼する際の注意点

日本語でのやり取りが難しい

他のオフショア開発にも言えることですが、特にフィリピンは公用語が英語のため、日本語でのコミュニケーションはほぼ不可能です。フィリピンでオフショア開発を依頼するなら、英語でのコミュニケーションを前提としておく必要があります。

英語が堪能な社員がいればエンジニアとのやり取りに問題はありませんが、自社に英語ができる人材がいない場合、通訳の利用が必要になる場面もあるでしょう。そうなると、コミュニケーションコストが増大することも念頭に入れておかなくてはなりません。

納期の遅延リスク

フィリピンは納期にルーズな風習があるため、プロジェクトを依頼しても納期が遅れる場合があります。度重なる納期遅れの発生により、プロジェクト全体の遅延リスクも考えられるでしょう。

フィリピンにオフショア開発を依頼する際は、開発フェーズのスケジュールを細かく区切り、それぞれの締め切りを持たせるなどスケジュール管理を厳密に行わなくてはなりません。

納期の遅延はフィリピンに限ったことではありません。他のアジア諸国にも言えることなので、オフショア開発における厳密なスケジュール管理は不可欠です。

フィリピンにオフショア開発を依頼するポイント

文化や習慣の違いを理解する

フィリピンの方は、人とのつながりを重視する傾向にあります。特に家族に対する想いは日本よりも強いため、残業や休日出勤をするエンジニアはほとんどいません。納期が遅れそうになっているからといって、無理なスケジュールで作業をしてもらうことはできないでしょう。

文化・習慣の違いを理解した上で相手を尊重し、フィリピンの特性にあわせたマネジメントを行うことが大切です。

日本語がわかるオフショア開発パートナーを選ぶ

フィリピンには一般的な英語は通じますが、要件定義や仕様書などは専門用語が使われるケースが多いため、開発にはシステム分野における英語力も求められます。

スムーズに開発を進めるためには、日本語が通じるオフショア開発パートナーを選んだほうが安心です。

品質管理を徹底する

世界基準で見ても日本の品質基準は厳しいと言われています。日本の基準をフィリピンの委託先にあらかじめ明確にしておかないと、想定していたものとは違う品質の納品物があがってくることになりかねません。修正ややり直しに時間を取られていては、プロジェクト全体の遅延につながるリスクがあります。

品質マニュアルを整備する、納品物に対して細かくフィードバックを行うなど、品質基準の浸透をはかりながら品質管理を徹底することが大切です。

オフショア開発のパートナー選びも大切

フィリピンでオフショア開発を成功させるためには、委託先のパートナー選びも大切です。なるべく、自社が委託したいプロジェクトの類似実績がある企業を選ぶようにしましょう。

実績のある企業であれば、プロジェクトの進捗管理や品質基準のすり合わせなど、オフショア開発で懸念される障壁を最小限に抑えることができます。

さらに、日本語対応ができる、ブリッジSEのアサインができる企業であれば開発時のコミュニケーションがスムーズになり、プロジェクトが進行しやすくなります。

当サイトは、フィリピンに注目しオフショア開発について徹底解説。
TOPページでは、なぜフィリピンに注目しているのか、そのメリットを解説するとともに、おすすめの委託会社を紹介。コミュニケーションロスを防ぐ、日本人サポートが手厚い、柔軟なアサインができるなどのニーズにマッチした会社を紹介しているので、ぜひパートナー会社選びにお役立てください。

       
【重視したい内容別】フィリピンでの
おすすめのオフショア開発委託会社3選

コスト・リソース・コミュニケーション面でさまざまなメリットがあるフィリピン。適した委託先を選んでプロジェクトを成功に導けるよう、委託時に重視したい内容へ強みがあるおすすめの委託先を紹介します。自社の状況に近いものからぜひ詳細をご確認ください。

低コスト
低コスト&対応スキルを
重視するなら
HiPE Japan
画像引用元:HiPE Japan公式
(https://hipe.asia/)
  • ブリッジSE不要なので人件費を圧縮可能!エンジニアのコストのみで利用可能
  • 40の言語やフレームワークのスキルがあり、複雑な要件でも月20万円~対応可能

例えばこんな会社に

  • スキルを事前に確認し、SEとのミスマッチによるプロジェクト遅延や品質低下を防ぎたい
  • 自社に英語を話せる、または翻訳ソフトを使用して指示を出せる人がいる

対応可能な開発言語

HTML / CSS、JavaScript、PHP(Laravel)、React Native、Kotlin、Swift、Flutter、C++、C#、Pythonなど40の開発言語

日本語フォロー
バイリンガルPMが
開発をリード
LRテックス
画像引用元:LRテックス公式
(https://www.lrtechs.co.jp/)
  • 日本語堪能なPMが在籍するため、意図やニュアンスの正確な伝達が可能
  • 構成段階から開発、安定運用までを一貫してサポート

例えばこんな会社に

  • 社内に英語対応できるメンバーがおらずコミュニケーションが心配
  • 日本語で細かな仕様確認・進捗管理を行い、確実にプロジェクトを進めたい

対応可能な開発言語

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突発需要へ対応
少数・短期間・単発へも
柔軟なアサイン可能
スプラシア
画像引用元:スプラシア公式
(https://www.digitalexperience.co.jp/)
  • 1人月未満の短期間からアサイン可能。局所的な依頼がしやすい
  • 不定期な依頼でも活用しやすい
    「チケット制」での契約

例えばこんな会社に

  • スケジュール変更や欠員などの
    突発的需要へ対応したい
  • 開発の一部で高い専門性が必要な際
    対応可能な人員追加をしたい

対応可能な開発言語

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