ベトナム

ベトナムは日本との時差が少なく、日本語の得意なエンジニアもいます。ここでは、フィリピンと比較しながら詳しく解説していきます。

目次

ベトナムとフィリピンのオフショア開発の基礎情報

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内容/国 ベトナム フィリピン
公用語 ベトナム語 英語、フィリピン語
エンジニアの技術力 各社が独自の強みを持っている傾向 Web全般に強い傾向
エンジニアの平均人月単価 25〜40万円 21万〜30万円程度
エンジニアの平均年収 60〜300万円前後(経験により大きく変動) 300万円前後

株式会社ベトナムオフショア開発

安心・安全・高品質なオフショア開発、スクラム&アジャイル開発、信頼できるパートナーシップ、日本語でのコミュニケーション、Web・モバイル・デスクトップのオールインワン開発、プロジェクトの見える化、日本企業との契約と円建て決済、持続可能な開発体制、ITコンサルティング、自社オフショア開発プラットフォームの提供。

基本情報

設立年2020年7月31日
従業員数情報なし
開発拠点福岡本社、東京オフィス(日本)
開発可能なプロダクトWebサービス(Ruby, Python, Java, PHP, JavaScript)、各種システム(フルスクラッチ、マイグレーション、機能追加)、自社オフショア開発プラットフォーム、Web・モバイル・デスクトップアプリケーション
費用ベトナムでの開発コストは日本国内の半分以下。詳細な費用は問い合わせが必要
公式サイトURLhttps://www.vnod.co.jp/

株式会社アレクシード

CATV向けソリューション、物流業向けソリューション、医療分野を含むシステム開発、ベトナム子会社によるオフショア開発。

基本情報

設立年2002年10月1日
従業員数情報なし
開発拠点ベトナム(子会社アレクシード・ベトナム)
開発可能なプロダクト医療機関・調剤薬局向けシステム、販売管理・生産管理システム、スポーツ団体向け会員管理システムなど
費用情報なし
公式サイトURLhttps://www.allexceed.co.jp/

アロブリッジ

スマートフォン・Webアプリに特化、日本基準の品質と日本人スタッフによるサポート体制を提供。

基本情報

設立年情報なし
従業員数情報なし
開発拠点ベトナム・ハノイ
開発可能なプロダクトスマホアプリ(ReactNative)、Webアプリ(Laravel, NodeJS, VueJS, ReactJS)
費用情報なし(要問い合わせ)
公式サイトURLhttps://www.alobridge.com/

インディビジュアルシステムズ株式会社

日本向けオフショア開発のパイオニア。自社パッケージ提供、生産性向上、高い信頼性。

基本情報

設立年2002年
従業員数情報なし
開発拠点ベトナム(ホーチミン、ハノイ、カントー、ニャチャン)
開発可能なプロダクトIHRM, IPMS, IWMS, ISMS、自社パッケージおよびシステムインテグレーション
費用情報なし(要問い合わせ)
公式サイトURLhttps://indivisys.jp/

エイチビーラボジャパン(HBLAB)

国内エンジニアと比較して4割程度のコスト削減、ラボ型開発、AI・AR対応、優秀なエンジニア。

基本情報

設立年2015年5月13日
従業員数630名以上
開発拠点ベトナム・ハノイ
開発可能なプロダクトAI開発、業務システム、Webサービス、モバイルアプリ、業界別ソリューション
費用約40%のコスト削減が可能。詳細は問い合わせが必要
公式サイトURLhttps://lp.hblab.co.jp/

エスプラス・ソフトウェア

月額27万円/人の均一単価、高いプロジェクト管理力、日本語サポート、ISO認証取得。

基本情報

設立年情報なし
従業員数100名以上
開発拠点ベトナム(日本人マネージャー駐在)
開発可能なプロダクトWEBシステム、Windowsアプリ、スマホアプリ、AIシステム、各種パッケージ
費用月額27万円/人
公式サイトURLhttps://splus-software.co.jp/

NAL JAPAN

高い日本語能力、アジャイル/DevOps、AI・ブロックチェーン対応。

基本情報

設立年情報なし
従業員数不明
開発拠点ベトナム(ハノイ、ダナン)、日本(東京)
開発可能なプロダクトWebサービス、業務システム、スマホアプリ、クラウド、AI・IoTソリューション
費用要問い合わせ
公式サイトURLhttps://nal.co.jp/

NTQジャパン

600件以上の実績、R&D経験豊富、大規模開発に対応可能。

基本情報

設立年情報なし
従業員数800名以上
開発拠点ベトナム
開発可能なプロダクトオフショア開発、SES、自社プロダクト
費用日本の約40%。要問い合わせ
公式サイトURLhttps://jp.ntq.com.vn/

オルグローラボ株式会社

ラボ型開発、エンジニア育成、自社育成による高品質。

基本情報

設立年情報なし
従業員数不明
開発拠点日本(東京)、ベトナム(ホーチミン)
開発可能なプロダクトラボ型開発、Webサイト・システム構築
費用最大50%以上のコスト削減可能。要問い合わせ
公式サイトURLhttps://allgrow-labo.jp/

カオピーズ

日本市場に特化、高い日本語能力と技術力、AI研究開発。

基本情報

設立年情報なし
従業員数460名以上
開発拠点ベトナム(ハノイ、ダナン)、日本(東京)
開発可能なプロダクトWeb, モバイル, 業務基幹システム、AI・ブロックチェーン開発
費用要問い合わせ
公式サイトURLhttps://kaopiz.com/

Kiaisoft

日本レベルのサービス精神、多様な開発スタイルに対応可能、ISO認証取得。

基本情報

設立年2019年
従業員数200名以上
開発拠点ベトナム(ハノイ、ダナン)、日本(東京)
開発可能なプロダクトWeb・モバイル・業務システム、ブロックチェーン、AI
費用要問い合わせ
公式サイトURLhttps://kiaisoft.com/

Grune

インドネシア×日本のハイブリッドモデル、日本人PMによる品質保証。

基本情報

設立年2014年以降
従業員数不明
開発拠点日本(仙台、東京他)、インドネシア
開発可能なプロダクトWeb、AI、モバイルアプリ、インフラ構築
費用月額26万円〜
公式サイトURLhttps://grune.co.jp/offshore/

Sun Asterisk

デジタル・クリエイティブスタジオ、DX支援、事業共創型の開発。

基本情報

設立年情報なし
従業員数情報なし
開発拠点日本(東京)、ベトナム展開あり
開発可能なプロダクト新規事業・DX・クラウド、UI/UX、AI支援、人材プラットフォーム
費用要問い合わせ
公式サイトURLhttps://sun-asterisk.com/

CMC JAPAN

ベトナム第2位ICTグループ、30年の実績、DXとグローバル展開に強み。

基本情報

設立年情報なし
従業員数3000名以上
開発拠点ベトナム
開発可能なプロダクトソフトウェア開発、DX、IoT、AI、クラウド、チャットボット等
費用要問い合わせ
公式サイトURLhttps://cmc-japan.co.jp/

JVB

日本人創業者、日本語堪能SE、Salesforceや多言語対応の実績あり。

基本情報

設立年2013年
従業員数150名以上
開発拠点ベトナム(ハノイ)、日本(東京)
開発可能なプロダクトWeb、モバイル、業務系ソフト、ECサイト、AWS導入支援等
費用ラボ型:月額217万円〜、エンジニア月30〜45万円
公式サイトURLhttps://offshore.jvb-corp.com/

ベトナムのオフショア開発のメリット

Vietnam 国旗

日本語が話せるエンジニアもいる

ベトナムのオフショア開発の魅力は、日本語でコミュニケーションが取れるエンジニアが豊富な点にあります。他国の場合、言葉の壁がコミュニケーションの障害となるケースが多く、うまく意思疎通を図れないケースも多々見られます。

一方、ベトナムは日本語の得意なエンジニアもいるため、さほど言葉の壁を意識せずにやり取りできます。

日本との時差が少なめ

日本とベトナムの時差は2時間しかありません。昼夜が逆転するほどの時差がないため、時差をほとんど気にせずやり取りできます。

例えば日本時間が15時の場合、ベトナム現地の時間は13時です。もし開発中にトラブルが起きたとしても、時差を気にせず情報を共有できます。

高度な知識を持つ人材も多い

ベトナムは国家レベルでエンジニアの育成に力を入れており、高度な知識・技術を持つ人材も多い傾向があります。教育機関でもプログラミングなどの授業を積極的に実施するなど、IT教育を行う環境も整っています。

オフショア開発においても、即戦力となれるエンジニアを確保しやすいのが特徴です。

ビジネス慣習が日本と近い

ベトナムは、長年にわたる日本との経済的な結びつきもあり、ビジネスマナーやプロジェクトの進め方において日本と似た文化的背景を持っています。
「納期を守る」「報連相を重視する」「責任感を持って業務に取り組む」といった姿勢が現場にも根づいており、オフショア開発でありがちなトラブルを未然に防ぎやすいのが特長です。初めて海外の開発拠点を持つ企業でも安心して業務を任せやすい環境といえるでしょう。

フィリピンのオフショア開発のメリット

Vietnam 国旗

英語でコミュニケーションが取れる

一方、フィリピンでオフショア開発するメリットは、英語でコミュニケーションが取れる点です。フィリピンは、フィリピン語と英語が公用語になっており、英語が堪能なエンジニアも少なくありません

自社に英語の得意な人材がいれば意思の疎通が図りやすく、ブリッジSEとのコミュニケーションも取りやすくなるでしょう。

Web系の開発に強い

フィリピンには多数のオフショア開発会社がありますが、中でもWeb系の開発に強みを持つところが目立ちます。

Web系は技術のトレンドの移り変わりが早く、数年前の技術が時代遅れになってしまうこともあります。フィリピンはWeb系に強みを持っていますので、Web系システム・アプリを新しい技術に対応させやすいのが魅力です。

ベトナムと比較して単価が安い

フィリピンはオフショア開発が盛んな国の一つですが、ベトナムと比較してエンジニアの単価が抑えめです。開発会社によって異なるものの、ベトナムよりオフショア開発コストを抑えられる可能性があります

一方でエンジニアの質は高く、開発するシステム・アプリなどのクオリティはしっかり確保できます。

昨年対比でみるベトナムとフィリピンの状況

オフショア.com『オフショア開発白書』の2022年、2023年版の情報にもとづき、それぞれの国が昨年と比較してどのような状況であるのかをまとめました。

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内容/国 ベトナム フィリピン
日本からの委託シェア +-0%(48%) +2%(21%)
プログラマーの人月単価 40.22(+26.75%) 35.83(-1.15%)
シニアエンジニアの人月単価 49.13(+23.20%) 53.33(+7.46%)
ブリッジSEの人月単価 57.73(+12.44%) 81.25(+14.32%)
PMの人月単価 79.38(+37.00%) 70.83(+7.60%)

ベトナムは日本からの委託シェアが高い一方、エンジニアの単価は大幅にアップしています。プログラマーやPMはフィリピンより高く、それ以外も同等の水準になっています。また、単価の伸び率が顕著なため、今後はより安価な国へオフショア開発がシフトする可能性もあります。

ベトナムもフィリピンも、人材不足が深刻化する日本にとって、エンジニアのリソースを確保するに検討しやすく相応しい国です。このサイトでは、ベトナムについで注目をされているフィリピンに注目。
TOPページでは、なぜフィリピンに注目しているのか、そのメリットを解説するとともに、おすすめの委託会社を紹介。コミュニケーションロスを防ぐ、日本人サポートが手厚い、柔軟なアサインができるなどのニーズにマッチした会社を紹介しているので、ぜひパートナー会社選びにお役立てください。

まとめ

ベトナムとフィリピンは、日本企業にとって魅力的なオフショア開発先として注目されています。ベトナムは日本語対応が可能なエンジニアが多く、時差の少なさや高い技術力、日本と似たビジネス慣習が特徴です。一方、フィリピンは英語対応に強く、Web系に特化した技術力や比較的安価な開発コストが魅力です。

コスト・リソース・コミュニケーション面でさまざまなメリットがあるフィリピン。適した委託先を選んでプロジェクトを成功に導けるよう、委託時に重視したい内容へ強みがあるおすすめの委託先を紹介します。自社の状況に近いものからぜひ詳細をご確認ください。

       
【重視したい内容別】フィリピンでの
おすすめのオフショア開発委託会社3選

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低コスト
低コスト&対応スキルを
重視するなら
HiPE Japan
画像引用元:HiPE Japan公式
(https://hipe.asia/)
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例えばこんな会社に

  • スキルを事前に確認し、SEとのミスマッチによるプロジェクト遅延や品質低下を防ぎたい
  • 自社に英語を話せる、または翻訳ソフトを使用して指示を出せる人がいる

対応可能な開発言語

HTML / CSS、JavaScript、PHP(Laravel)、React Native、Kotlin、Swift、Flutter、C++、C#、Pythonなど40の開発言語

日本語フォロー
バイリンガルPMが
開発をリード
LRテックス
画像引用元:LRテックス公式
(https://www.lrtechs.co.jp/)
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  • 構成段階から開発、安定運用までを一貫してサポート

例えばこんな会社に

  • 社内に英語対応できるメンバーがおらずコミュニケーションが心配
  • 日本語で細かな仕様確認・進捗管理を行い、確実にプロジェクトを進めたい

対応可能な開発言語

公式HPに記載がありませんでした。

突発需要へ対応
少数・短期間・単発へも
柔軟なアサイン可能
スプラシア
画像引用元:スプラシア公式
(https://www.digitalexperience.co.jp/)
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    「チケット制」での契約

例えばこんな会社に

  • スケジュール変更や欠員などの
    突発的需要へ対応したい
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対応可能な開発言語

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