オフショア開発の委託事例について

オフショア開発の委託事例

株式会社ブレイン・ラボの事例

株式会社ブレイン・ラボでは、以前から外部のパートナーと協力しながら開発を進めていましたが、近年、パッケージ製品の刷新や新規事業の立ち上げに伴い、システム投資が拡大し、より多くのIT人材が必要となりました。そこでオフショア開発の導入も検討し。委託を実施。 開発品質に関しては、特にテストチームの貢献が大きく、非常に誠実。ビジネスサイドからの修正依頼が急遽入るなど、無理なお願いにも真摯に対応してもらい、最終的な品質の確保につながったとのことです。

株式会社サイバーテックの事例

日本企業向けに自社のセキュリティ製品やサービスを提供しているH社は、同社の製品・サービスを海外の現地法人を含めたグローバル環境での利用も視野に入れ、対応を進める必要がありました。その一環として、英語による技術サポート体制の強化を検討し始めました。

しかし、同社は既存顧客へのサポート業務に加え、新規顧客向けの導入支援や新サービスの開発業務も並行して行っており、新たに海外向けの英語サポートを社内で立ち上げることは現実的に困難でした。そこで、オフショア開発の委託を決定し、「現地でのスキルトランスファー（技術移転）」と「パイロットプロジェクトの実施」を依頼しました。

共同プロジェクトを進めるなかで業務品質は次第に向上し、現在では委託先企業に対し、平日の業務時間内におけるメールでの問い合わせ対応を依頼しています。また、サポートエンジニアがフィリピン人担当者と英語でコミュニケーションを取る際には、現地の日本人マネージャーが適切なフォローを行うことで、不安を解消しながら円滑な業務遂行が実現できています。

オフショア開発が向いているプロジェクトの事例

技術力が必要なプロジェクト

高度な技術力が求められるプロジェクトでは、近年のオフショア開発の技術レベル向上が大きなメリットとなります。委託先の国々ではIT技術の発展が進んでおり、優秀なエンジニアを確保しやすくなっています。特に、AIや機械学習などの先端技術に対応できる企業も増えているため、自社に専門的な知見がない場合でも、オフショアの活用により高度な開発を実現することが可能です。

長期的なプロジェクト

開発を長期的に同じチームで進めることで、メンバー間の連携が強化され、スムーズなコミュニケーションが期待できます。オフショア開発においては、文化や言語の違いによる認識のズレを防ぐことが重要ですが、長期的に同じメンバーが関わることで、そうしたリスクも軽減されます。

既存システム運用に関するプロジェクト

日本国内ではIT人材不足が深刻化しており、多くの企業が新規開発にリソースを集中させるため、既存システムの管理や改修にまで手が回らないという課題を抱えています。こうした業務をオフショア開発に委託することで、社内のリソースをより戦略的な業務に割り振ることができ、全体的な業務効率の向上につながります。